こうち生協「ひまわり」2月号2週号に掲載されます – NPO法人まあるい心ちゃれんじどの応援団
2014-02-07

こうち生協「ひまわり」2月号2週号に掲載されます

 こうち生協ひまわり2月2週号

 

 

 

昔ながらの
お母さんの手作り

 

 やさしい味をご家庭で…ママのプリン

 

菓子工房 Renee レネー
[NPO法人 まあるい心ちゃれんじどの応援団]

 

  『ママのプリン』は昔ながらのお母さんの作ってくれる安心安全なおやつ。高知県産の新鮮なとりたてたまごと、ひまわり乳業さんの搾りたての牛乳で、お砂糖をできるだけ少なくした本来の手作りプリンです。

    その『ママのプリン』を販売しているのは、障がいのある人たちが働いている菓子工房「レネー」。レネーを運営しているNPO法人まあるい心ちゃれんじどの応援団理事の杉野一女さんにお話を伺いました。

 

障がいのある子どもたちの個性を発揮できる場所に!

   

   菓子工房「レネー」は2004年に認可されて今年でちょうど10年目です。障がいのある子どもを持つ8人の親が集まって立ち上げました。法人名の「ちゃれんじど」とは英語で「障がい児・者」という意味です。子どもたちが将来働ける場所と仲間を持ち、それを支援できるしくみを作りたいと思っています。

 その当時子どもたちは高校までは行き場所があるけれど、その先の選択肢が少ないという状況でした。自分の子どもが障がいがあるというだけで高校を卒業後の選択肢が少ないというのが、私には納得がいきませんでした。

     子どもたちは、それぞれに色んな個性があります。しかし、周りはその子どもたちが、何かをできる、できないで判断してしまいます。「何かをできる、できない」ではなく「やりたいかどうか」なのに。

    子どもたちに多くの選択肢を与えてあげたいと思うけど、今の自分たちに何ができるだろうと考えたとき、思いついたのがおやつに作るお菓子です。子どもにお菓子を作る時はやさしい気持ちになります。お菓子の甘い匂いは幸せな気持ちになります。

    子どもたちの将来のために、母親が愛情いっぱいに子どもに作るお菓子のお店を作ろう!と立ち上げたのが、菓子工房「レネー」です。

    子どもたちが自分で材料を計るところから、お菓子が出来上がるまでを担当するパティシエを育てよう!

    一から自分が作ったお菓子が商品になることで、それが子どもたちの励みになり、働く喜びや自信を持てるようになるのではないかと考えました。

    そして、自分の働いたお金で遊びに行ったり、物を買ったりできる、健常者が普通にしている生活をこの子たちにもさせてあげたい。自信を持たせるということが生きていくうえで凄く大切なことではないかと思ったので、そういう環境やしくみを整え、選択肢を与えてあげたいと思い頑張ってきました。

 

みんなが良い方向に生まれ変われるように

 

  「レネー」とは英語の「リニューアル」の語源で、再生とか生まれ変わるという意味があります。

     障がいのある人だけでなく、障がいのない人もここに関わって、仕事をする人みんなが良い方向に生まれ変われるようにとの思いからお店の名前を「レネー」にしました。

     創立当時は2人の採用から始まり、農業部を含めると現在27名の障がいのある人たちが働いています。

 

ISO22000の認証を取得!

 

      2011年からは食品の安全に関する国際規格ISO22000を取得するために専門のコンサルタントを招いて毎月勉強会を開催し、この指導に沿って作業場に入る工程や商品の衛生管理をし、昨年末ISO22000の認証を取得しました。

 障がい者施設では中四国で初めて、全国で2社目だと聞いています。これも従業員全員の励みとなりました。
 

 菓子工房「レネー」は今後も愛情いっぱいの安心・安全なお菓子の商品化をすすめてまいります。店舗を朝倉(本店)と本町に構えていますので、ぜひみなさん菓子工房「レネー」のお菓子をご賞味ください


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