第2弾!!ワークショップ「防災をオーダーメイドで考える」は12月17日(土) キッズ★バリアフリーフェスティバル~ふくし交流プラザ~で開催
高知県災害弱者支援センター設立準備室、初のワークショップ~みんながそれぞれ生き延びたい だからみんなで考えよう~「防災をオーダーメイドで考える」を、10月30日(日)に高知市はりまや町のタウンモビリティステーションふくねこで開催しました。
さまざまな立場の方が一堂に会することで、これまで不安がぬぐえず災害のニュースを聞くたびに不安を感じていたけど、「なるほど!!」と安心できる情報を手に入れることができたり、他の人の援助を受けることができるようになったり、解決のために大学や行政が動いてくれるようになったりと横のつながりができてくるんではないかとの思いでのスタートでした。
ワークショップでは森下朋哉さん5歳とお母さん陽子さん。
重度脳性麻痺で、人工呼吸器を使用、在宅酸素は24時間使用しています。
被災後、医療用酸素と電源、必要な医療資材などが確保できるかどうか。また気管切開をしているため、避難時におんぶができません。
共通の不安として外出中災害にあった場合、それら全てを持って安全な場所までたどり着けるのか。生き延びることができたとしても、環境変化に伴うストレスでの体調悪化や子どもに必要な栄養剤や薬などの医療物品が揃うかです。
あまりの重度さゆえ、相談先もなく自分で支援されてる看護の方の知恵を借りながらいざという時に駆け込める病院を直談判して見つけたという話。
とにかく電源が必要なんです。
恐らく被災時は電源の奪い合いになるだろうと神原先生は言います。
スマホ充電・・・・
果たして森下さん親子に最優先して限られた電源を使わせてくれるだろうか?
「災害時用配慮者リスト」
高知市はリストアップされた方々全員に個人情報を災害時にさまざまな防災組織に公表することについての同意をとるための作業を開始するそうです。
精神的な障害とされている方は、その情報を近隣の方々に知られることで日常生活においてパッシングを受ける恐れがあるので
「知られたくない」
視力に障害のある方も
「知られたくない」
本来このリストは人命に関わる重要なもので、同意・不同意というものではないのではないか。でも、当事者にとって知られることを恐れることが日常的に起こってしまってる現実がある。
昔? は当然の摂理、ある学者は自明性と言ってると思いますが、そういうリストを悪用することに対しては心のブレーキがかかる、お互いの信頼を失わないようにしていたと思います。
近隣の人との付き合いも、学生などの若い世代の方などは特に少ないと言ってます。
たくさん不安に感じることが浮き上がってきます。
今回のワークショップで、南海トラフ震災が起こったら電源が使えなくなるのはおそらく間違いないだろう。そうなったとき他の震災地でもあったように誰もが電源が使える場所を争奪する事態になる。ということを改めて考えました。
しかし、電源が人命にかかわる人たちが高知市内にはたくさんいます。最優先に使える電源確保は可能なんでしょうか。
森下さんは「電源マップがほしい」と切実に訴えます。
これは産・学・官・民・連携でこそなしえる事業ではないでしょうか。
ワークショップ第2弾!!「防災をオーダーメイドで考える」は12月17日(土)に高知市朝倉にありますふくし交流プラザで開催されるキッズ★バリアフリーフェスティバルのブースを借りて開催します。
今回も高知県立大の災害看護学大学院准教授神原咲子先生を始め大学院生にお力を借ります。
話題提供者の推薦もお願いしています。情報をください。
高知県災害弱者支援センター準備室の設置場所も探しています。情報を提供ください。