「禍福一如(かふくいちにょ)」
私は創立精神としてこの言葉を入れています。災い転じて福となす、ということです。一喜一憂しない、長期的視点で見れば今の逆境は将来の成功につながるのです。
Update:2014年8月27日の
まあるい心の運営をバトンタッチできる人材を真剣に探しています!…
http://www.maaruicocoro.or.jp/…/%e3%81%be%e3%81%82%e3%82%8…/
私の後についてきてくれる人に呼びかけています。もちろんこれは現在進行形です。望んでいた職種の方はおかげさまで3名、26年12月から私たちとともに苦労をしていただいています。
私は後をついでやってくれる人を今も真剣に探しています。社会福祉士・精神保健福祉士・保健師・経理に強い人・ITに強い人・農業に興味にある人、経験者・営業経験者・企画力のある人 それぞれこれまでの経験を生かしたいと思っている人たち。
どういう経歴の方であっても絶対はずしてはならないのが「愚直に一生懸命働く」ことを身をもって体験したことのある人です。私はこれを求めています。厳しくてすみません。けれど、苦しい局面になったとき禍福一如の気持ちで最後まであきらめずに頑張れる人は「愚直に一生懸命働く」ことを身をもって体験したことのある人なんです。
利用者さんも一緒です。養護学校を卒業しうちに就職する人が毎年何人かいます。そういう人は大体労働意欲・能力も結構高いです。学校もうちに推薦してくる人は能力的には高い人を連れてきます。一般就職もできそうなんだけど、少し繊細な心持ちのため一般就職の手前にワンクッション置いて成長を待つという感じです。そういう人はあまり手がかかりません。
けれど3年ぐらいしてそろそろ一般企業でやってみたらどうだろうと考えている時期になって、急にテンションが下がってきます。私は”3年目の憂鬱”と呼んでいます。原因はさまざまですが、まじめな子ほど傾向が強いように思います。
ここでも「家庭力」がとても重要になってくるんですが、そのご家庭の力が弱い場合はこちらが少し親御さんに発破を掛けないといけません。ここでトラブルのが結局「家庭力」の弱い親御さんです。ほかの会社のことは知りません、私の経験のみで書いていますので誤解のないようにしてください。
発破を掛けて「家庭力」でその子をぐっと支えてくれたら必ず立ち直ります。場合によっては、職種変えが必要になる場合があります。
うちはお菓子作りがメインです。そのほかに農作業もしています。工場の洗浄作業もあります。ハローワークではこの職種のみ募集しています。しかし、うちでは現在カフェの調理を手伝っている人、マックでDTP作業をしている人、データ入力している人、そして極め付けは販売用のエプロンやPOP用のぬいぐるみを縫っている人(ちなみに男性です)もいます。
繰り返しになりますが、家庭力も強く愚直に一生懸命働くことが身についている人はちょっと環境を変えることで立ち直れます。前段の”3年目の憂鬱”にはまった子はお菓子作りが大好きで養護学校時代からうちに出入りしていた子です。
うちで3年働き、本人もそろそろ一般の会社で働きたいといい始めていた矢先でした。精神科の受診をしたところ一ヶ月の休養をということになり、さあ復帰できるか環境を変えるため別の会社に移るかという選択肢で考えていましたが、私はもう一つ別の選択肢を提案しました。
彼は菓子作りのほかに縫製作業が得意で本人もこの分野で就職したいという希望もありましたので、復帰したらミシンで縫製作業をしてみるかね?という選択肢を提案しました。自分が今最もやりたいことが提案されたということもあったでしょう、一ヶ月の休養中に体調も戻り今縫製作業にいそしんでいます。
販売で売り子さんが着ているエプロンは彼が作っています。ちょっとメイドカフェ風で”萌え”っぽいので注目してみてください。また彼に縫製作業をしてもらいたいというようなことがあればご連絡ください。
マックDTP作業もだいぶレベルを上げてきました。チラシやパンフレットの作成できます。ぜひご連絡ください。