高知県に災害弱者センターをへんしも設立しよう
へんしも (高知の方言) ・・・急いで
見えてきた高知県災害弱者センターの役割
・地域と要援護者をつなぎ要援護者自身が「命を守るために必要なコト・モノ・ヒト」を、地域等の支援者の力を借 りながら考えることができる環境を提供する
・要援護者自らが防災リーダーとなるために学ぶ機会を提供する
・センターの役割を果たすには女性の力が必要
具体的な活動例 1
<避難時に特別な支援を要する「災害時要援護者」に対する支援体制を構築する個別避難支援計画を効果的に作成する>
① 介護保険や障害福祉サービスでケアマネージャーや相談支援専門員が非常時のサービス利用計画を作成する際に、高知県災害弱者センターがケア会議に参加し災害時の個別避難支援計画案を作成する。
② 個別避難支援計画案を作成する際には、地域の住民や防災会にも参加してもらうことで要援護者と地域を結ぶ役割を果たす。
③ 個別避難支援計画案の実効性を確認するために、計画案に則り実際に地域の住民や防災会で避難訓練を実施する。
④ PDCAサイクルで計画案の修正を加え個別避難支援計画を作成する。
⑤ 行政の委託事業とすることで財源を確保する。
具体的な活動例 2
<要援護者自らが災害時に活躍できる人材育成事業を実施>
① 災害時にはボランティアセンターが生活の立て直しには必要不可欠な存在となる。
② しかし近年多くの災害に見舞われている各地域の実態から、障害者等の要援護者にまで手が回らないというのが現状である。
③ 被災地には全国的に展開するゆめ風基金など、障がい当事者が運営する当事者のためのボランティアセンターが被災した当事者を支援している。
④ 高知においても、障がい当事者が運営するボランティアセンターを立ち上げることができる人材の育成が急務である。
⑤ 災害弱者センターの独自の事業とする。
高知県災害弱者センターの体制づくり
・センター設立のために協力していただいている県立大大学院看護学研究科の神原咲子教授に監修してもらう
・神原教授がコーディネートしている男女共同参画センター・ソーレの女性防災プロジェクト「防災アドバイザー養成講座」を受講したアドバイザーなど、防災に関わる女性の皆さんにセンター登録してもらう
・女性防災アドバイザー等が地域に出向き個別避難支援計画を効果的に作成する
・女性防災アドバイザー等が講師として当事者養成講座や地域出前講座を実施する