2019年度IoT/AI×日ごろの生活に不便を感じ生きづらさを感じている人たち 「創る!これからの防災」講座 を無事終了しました
平成27年度から、南海トラフ震災に備える~障がいのある人たちが活躍するための脱!!災害弱者運動~の啓発運動を行っています。
29年度は障がい当事者の聞き取りを行い、高知新聞防災特集「いのぐ」で県民にその声を届けて頂きました。
30年度は当事者と「個別避難支援計画」作成ワークショップを実施する中で大きな課題として見えてきたのは、障がい当事者自身の活動への参加が消極的であるということ。
当事者が関心を持つインセンティブとして、今大きく発展しているAIやIoTなどのテクノロジーを活用して障がい者の日常生活をよりよいものにしていこうと「障がい者×エンジニア」のインクルーシブアイデアソン等の活動など、社会課題に当事者が積極参加できる新たな動きは当事者に大きなインパクトを与えました。また四国内の障がい者団体の方々が本活動に興味を示され、今後連携して活動を広げていくことを確認し合えたことは大きな成果だと思います。
・2019.6.8 第1回講座開催
「災害時個別計画の作成についての現状と課題」
講師 神原咲子氏 高知県立大学大学院看護学研究科神原咲子教授(災害看護学 )
活動開始時から指導していただいている高知県立大学大学院看護学研究科神原咲子教授(災害看護学 )から災害時個別計画の作成についての現状と課題を話していただく
・2019.6.15 第2回講座開催
「女性防災養成講座」
講師 神原咲子氏 高知県立大学大学院看護学研究科神原咲子教授(災害看護学 )
村田一平 自立生活センターアライズ代表
ソーレと合同で女性防災養成講座を開催し、障がい者の災害時の困り事への対応を共に考えていただき、今後連携した活動ができるよう交流を深める機会となった。
・2019.7.14 第3回講座開催(公開講座)
「災害時個別計画を作ろう」
講師 神原咲子氏 高知県立大学大学院看護学研究科神原咲子教授(災害看護学 )
杉野 修 高知県災害弱者センター準備室
初の開催となったじばさんセンターでのふくし総合フェアの防災ブースに参加するとともに、セミナーで「災害時個別計画を作ろう」を開催。
・2019.9.7 第4回講座開催
「目黒巻を使って災害時をイメージしよう」
講師 杉野 修 高知県災害弱者センター準備室
災害時個別計画を目黒巻きを使って、発災前・発災・発災後5分、10分、1時間後と時間経過とともに自分がどうなっているのかを具体的にイメージし、どれだけ具体的にイメージできたかをチェックしあった。
2019.11.9 第5回講座開催(公開講座)
「女性防災若手プロに学ぶ!!減災交流会」
講師 高知市秘書課 山本美咲氏
短い時間をさいてでも防災活動に専念されている活動の紹介とディスカッションをお願いした。長野にボランティアで言った様子など最新の情報を聞くことができた。
2020.1.18 第6回講座開催(公開講座)
「IoTやAIで誰もが生きやすい社会に 障がい者は高齢者の先駆者」
講師 竹村 和浩 氏 一般社団法人 スマートインクルージョン推進機構 代表理事
障がい当事者など様々な日常生活の中で弱い立場に立ちやすい人を中心に据えたものの見方ができるようになれば弱者とうい存在は無くなります。
その助けになるのがAIなどの技術。例えば、障がい者用パーキングに置かれている。三角コーン・・・誰が退けるの? 手帳をかざせばバーが持ち上がり、スムーズに駐車できるようなシステムを開発する。
箸の先にセンサーをつけて何を食べているのかがわかる箸の開発(視覚障害者の味覚や食のサポートを可能にする為)。
障がい者×技術者で災害時の困りごとを共有することで助かることが増えてくれば、その技術は高齢者にも助けとなり、普及していく。スマートインクルージョンという考え方に参加した多くの障がい者が共感した。